オタクは倒置法をよく使う。
ランニングをしてきた。今日はペースよく走れた。ぐんぐん走れると気持ちがいい。子供のころ足は結構速いほうだった。だけどよく女走りと馬鹿にされた。なぜ女走りと言われてたかというと、腕の振り方に問題があったからだ。普通は腕を前後に振るところ、当時の自分は腕を卓球の素振りみたいに振ってたからだ。そりゃあ馬鹿にされるよなあと思い、最近はいっちょ前にフォームなんて気にしながら走ってる。非常に楽しい。
スーパーの前を通ったとき鮮魚売り場の匂いがするなぁと考えながら走っていたら笑い飯の西田みたいな髪型したおじさんが自転車に乗り頭を左右に揺らしながら大声で歌っていた。それをみておかしくてうれしくてと気持ちが高揚した。けして嘲笑してるわけじゃない。おじさんが人目を気にせず歌っているところを観れて嬉しかったんだ。
最近は何でも楽しい。楽しくなかったことと言えば、税金の高さに慄いたことくらいだ。みんな社会人になり給与明細から引かれている額をみて税金たけー！！と不満を散らしている。だけど本当に税金の高額さを感じるのは無職になってからだ。より鮮烈に感じるぞと教えてあげたい。
本当に気持ち次第だ。現状は絶望的じゃないか。だけど心は健康だと感じるんだ。心さえ健康ならきっとよりよい選択が出来るに違いない。自然にそう思えるから、随分とポジティブを身に出来たもんだとセルフ褒め甘やかし。
ランニングが終わってシャワってから郵便物を投函しに外へ出た。ランニング用の短パンにTシャツでクロスバイクに乗ったんだけど、めちゃめちゃ気持ちよかった。思うに、短パンは腿の半分くらいまでしかなく、Tシャツも薄手だったから体で風を受ける面積がすごく広かったことが要因かと。とんでもない発見をしたよ。風を体で受けるのってこんなに快感なのか。
最近の俺は些細なことに幸せを見出すことにおいて、他の追随を許さない。
まーた3時前だよ。しゃしゃって寝よう。
おわり
